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子どもたちの職業観や勤労観を育む(秋田女性会)


レストランでは調理補助や接客マナーを学んだ。ガソリンスタンドで洗車や清掃を体験。

 秋田商工会議所女性会はこのたび、市内にある児童福祉施設の生徒を対象に職場体験学習を行った。
 この事業は、子どもたちの社会進出への意欲を高めるとともに、働くことの必要性を認識してもらうことを目的に、平成16年から開催しているもので、今回で9回目を迎える。今年は女性会会員の13事業所が中学1年生から高校3年生までの22人を受け入れ、7月24日~8月20日の夏休み期間と10月6~9日の秋休み期間に実施した。
 生徒たちは、2~5日間にわたって、レストランや保育施設、ガソリンスタンドなどで実際に仕事を手伝い、経営者や従業員らと接することによって、社会人としての心構えやビジネスマナー、接客の極意などを学んだ。
 児童福祉施設からは、「生徒たちの視野を広げるだけでなく、働くことの素晴らしさ、喜び、厳しさ、やりがいなどを学ぶ貴重な体験となった」と感謝の言葉が寄せられた。一方、受け入れた会員事業所からは、「進路を考える際に、今回の経験が少しでも役に立てばうれしい」といった声が聞かれた。
 同女性会の西村悠子会長は、「将来の目標や進路への意識が希薄なまま進学したり、進路・職業の選択を先送りにする子どもたちが増えている中、早い時期からさまざまな職場で社会体験の機会を持つことが、一人一人の職業観や勤労観を育むきっかけとなる。その重要性は増しているため、今後もこうした経験ができる場を積極的に提供していきたい」と意欲を示している。

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