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女性会が未来の懸け橋に 「岩手宣言」を採択


▲あいさつする藤沢会長

全国商工会議所女性会連合会(全商女性連、藤沢薫会長)は10月3日、「創立50周年記念式典・第50回岩手総会」を岩手県盛岡市内で開催し、全国308女性会から約1400人が出席した。

 総会では、今年、全商女性連が創立50周年を迎えることから、女性会の果たすべき使命を再認識し、持続可能な経済成長に向け、地方創生の実現に貢献していくことなどが盛り込まれた「岩手宣言」を採択した。

 主催者を代表してあいさつした藤沢会長は、「地域の女性リーダー役として、各地域の女性活躍をけん引するとともに、一人一人が輝く女性経営者団体として、さらなる活動を展開していこう」と全国の女性会メンバーに呼び掛けた。引き続きあいさつした日本商工会議所の三村明夫会頭は、「地域を支える企業や人材づくりを強力に後押しする各地女性会の活動は、わが国の経済成長を支える重要な基盤」と指摘。「各地域の女性リーダー役として、積極果敢な活動を展開してほしい」と期待を寄せた。

 総会ではそのほか、「第17回女性起業家大賞」の表彰式を実施。最優秀賞、スタートアップ部門(創業5年未満)優秀賞、グロース部門(創業5年以上10年未満)優秀賞を受賞した3人が表彰された。また、全商女性連表彰授与式では特別功労者のほか、「個として光る」女性会事業に取り組んだ2女性会などを表彰。最後に次回の開催地である鹿児島県のメンバーが、来年9月に行われる「鹿児島全国大会」への参加を呼び掛けて大会を締めくくった。

個として光る女性会事業

日本商工会議所会頭賞
福島商工会議所女性会(福島県)
社会福祉貢献・地域活性化に向けた「コラッセ夢ばざーる」の実施

 同女性会は、1983年から日用品雑貨や衣料品、小物類などを安く販売する「コラッセ夢ばざーる」を開催。毎年約300人を集客し、まちのにぎわい創出に貢献している。また、収益金を積み立てて社会福祉施設などへ寄付し、これまでの寄付額合計は210万円に上る。

 2014年には地元サッカーチーム福島ユナイテッドFCに100万円を寄付したほか、JR福島駅前に常設の花時計を設置し、維持管理費やリニューアル費用も負担。時計には「福島商工会議所女性会」の文字が入っており、女性会活動の可視化、知名度向上にも貢献している。35年にわたり同事業を継続し、社会貢献を行ったこと、目に見える形で取り組んでいることが高く評価された。

全国商工会議所女性会連合会会長賞
津商工会議所女性会(三重県)
乳がんの早期発見・早期治療への支援事業の実施

 同女性会は、2007年から女性経営者や従業員など「働く女性」に乳がんの定期検診を促す啓発活動や検診支援を実施している。会員の「マンモグラフィー検診」受診費用は女性会が一部負担。10年間で200人以上が受診した。また、市の「女性がん検診」キャラバン隊として、街頭での啓発運動を展開、県内女性会などと連携して講演会も開催している。その結果、市内の検診受診者は3年間で100人近く増加した。

 乳がんは女性にとって最も身近な病気の一つ。定期的な検診が、本人や家族のみならず健康経営を進める上で重要な施策となっている。乳がん検診促進を通じた健康経営への貢献や、それに伴う女性活躍推進のサポート、広域的に事業を実施していることが高く評価された。

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