優秀賞

生ごみは土の栄養分

天童市立津山小学校 

       四年 遠田 将司

「うわっ生ごみが土になった!!」

八月のある日、ぼくはとてもびっくりしまし

た。七月のすえに土の中にうめていた魚のほ

ねが、土になっていたからです。

 一学期中、ぼくは総合の勉強で、ごみをへ

らすには自分は何をするかを考えた時、生ご

みが土になるまで何時間(何日)かかるのか

を実験してみようと思って取り組みました。

 六月三十日に、魚、みかんの皮、ごはん、

バナナの皮をうめて、一週間で土になると思

っていました。ところが、一週間では土にな

りませんでした。

 今度は、夏の自由研究でしてみました。そ

の時は、なす、きゅうり、たまごのから、魚

のほね、パンを土にうめました。パン、きゅ

うりは十日間で土にもどるようでした。また、

なす、魚のほねは、十四日かかりました。し

かし、たまごのからは、二週間たっても土に

はなりませんでした。どうしてたまごのから

は、二週間たっても土にならなかったのだろ

うかとふしぎに思いましたが、かたかったか

らだと思います。

 そして、やわらかめのものが土になりやす

くて、かためのものは土になりにくいという

ことがわかりました。

 今までごみとしてすてていた生ごみが、土

にうめればリサイクルになって、土にもどる

のだと思うと、なんか得したような気分にな

りました。また、生ごみは土にうめると、た

だ土にもどるだけではなく、栄養分となり、

ひりょうになるということがわかってますま

す、うれしくなりました。

 これからは、生ごみを土にうめることで、

ごみがへるし、土のひ料にもなるので続けて

いきたいと思うし、クラスの人達にも広めて

いきたいと思います。そして、生ごみが少し

でもへっていくといいなと思いました。

 

 

優秀賞

地球の運命を左右する『がまん』

千代田区立麹町小学校 

       四年 岡部 憲和

 今、地球は、重い病気にかかっています。

車の出すはい気ガスはオゾンそうをこわしま

す。町中、ゴミであふれています。人間なら、

食中毒のような病気です。高ねつが出て、食

べてもすぐはいてしまいます。ぼくは去年、

食中毒になって入院しました。だから、地球

のいたみが、よく分かります。

 今、ぼくたちにとって一番大事な事は、地

球の病気をみんなで考える事だと思います。

地球は、人にたくさんのめぐみをくれます。

石油、ガスなどのしげん、海山の動物・植物、

そして、何より生命です。

 その地球が、今、重病なのです。ぼくたち

は、すぐ地球の病気を救わなければならない

と思います。それには、ぼくたちが、やさし

い人間になる事だと思います。他の人間を思

いやれる人間になる事です。そうなれたら、

きっと、地球の事も考えられるはずです。

 子供が、一番きらいな物は、大人のタバコ

です。火のついたタバコを手に持って歩く大

人は、いやというよりこわいのです。ぼくは、

ようち園の時、友達が、大人の持ち歩いてい

たタバコを目に当てられ、大やけどをしたの

を知っています。また、ぼくのおじいさんは、

タバコをすい続け、ガンになり六十才でなく

なりました。

 ぼくは、人にやさしい人間は、がまん強い

人間だと思います。タバコを、人ゴミではす

わないがまん。子供を見たら、すわないがま

ん。がまんは、タバコばかりではありません。

買いたい物を、一つへらすがまん。捨てるの

を、少しのばすがまん。そして、工場のそう

業時間を、一時間短くするがまんなどです。

みんな、わずかながまんですが、ぼくは、人

間ががまんした分だけ、必ず、地球の病気は

よくなると思うのです。今、地球の運命を左

右するのは、『がまん』という、人間のやさ

しさだと、ぼくは思います。

 

 

優秀賞

「ごみをへらすために」

名古屋市立常安小学校 

       五年 澤 理実

 私達の学校の南門には、大きなおしゃれな

はちに植わった花や木があります。それらは

五、六年生が、フリーマーケットを開いて集

まったお金で買ったものです。

 私達は、総合学習でごみをへらすという事

に取り組んできました。そして、フリーマー

ケットをすることのなったのです。

 私は、始め、お金を本当に使ってできるの

か、品物は集まるのか、そして集まった品物

が売れるのかも心配でした。でも、まず私は

品物を集めるために、家中をひっくり返すく

らいぐちゃぐちゃにして、不用品を集めまし

た。学校に持ってゆくと、友達同しで、見せ

合いっこをしました。すると、私の持ってい

った物を友達がほしくなり、「えーこれ売っ

ちゃうの?」と言われました。私も友達も「

あれもいいね。こっちのもほしいね。」と言い

合いました。みんながたくさんの不用品を持

ってきたので、体育館でならべる時に、置く

場所が足りないほどでした。

 時計が十時をさした時、たくさんの人が入

ってきました。真っ先におくの私達のグルー

プのところに進んできたおじさんは、私の持

ってきた地球ぎを手に取り、私に百円を渡し

てくれました。お母さんが「これ古いし大き

いから絶対に売れないよね。」と言っていた物

が一番に売れるなんて思ってもみませんでし

た。その後も近所のおばさんや他のお客さん

が次々と来てくれて、私達の不用品を買って

いきました。品物を手にうれしそうなお客さ

んを見ると私達まで、笑顔になり、ますます

こちらも大きな声でよびこみをしました。

 私は、フリーマーケットをやってわかった

ことがあります。それは、自分が使わない不

用な物でも他の人には、使える必要な物があ

るという事です。これからは、物を大切にし、

不用品とならないような買い物をすることが

大切だと思いました。そして、すぐに捨てず

に、その物を使ってくれる人を探す努力も必

要だと思いました。ゴミをへらすために。

 

優秀賞

桑間山のゴミ

洲本市立加茂小学校 

      五年 小川 かがり

 いつも通っている桑間山には数えきれない

ほどゴミがある。青々としげった緑よりも、

白や銀色の物が光ってみえる。いったいだれ

が捨てたのだろうか。私は小さい時からずっ

とそう思っていた。夜に桑間山を通った時、

一台のトラックが来て、まどから空きカンを

捨てているのが見えた。何げなく捨てるのか。

平気で道へ捨てる人の気持ちが分からない。

 私は、桑間山のゴミを拾うことにした。中

には冷ぞう庫やこわれた自転車など、大きな

ゴミもあった。変形してさびた空きカンや、

まだ中味が入っているビンなど、拾うのは楽

しかったけれどきりがなかった。車の中から

「がんばって。」と 言って、クラクションを

鳴らしてくれた人もいた。拾い終わった後、

ゴミぶくろの数を数えてみると、やぶれそう

なふくろが四つだった。辺りを見回してみる

と、まだゴミがたくさんあった。でも私がそ

の日にできるのは、これがせいいっぱいだっ

た。その日の午後、もう一度通ってみると、

前よりは少しきれいになっていて、私はとて

も気持ちよかった。けれど次の日、やぶれた

ざぶとんが捨てられていた。「一日できたな

くなるなんて。」と思い、悲しかった。

 それからしばらくしてゴミを捨てないよう

にとかんばんが立てられた。洲本市の人達が

たくさん来て清掃していた。私と同じように

感じている人がほかにもいたのだろうか。

 今は、前より山はきれいだがまだ少しゴミ

が散らかっている。私は桑間山がゴミの山に

なってほしくない。桑間山にはみんなの飲み

水になる大切な浄水場がある。それに春の初

めにきれいな梅の花が咲く。そこでお弁当を

ひろげて花見ができるようになってほしい。

ゴミをゴミ箱に捨てるのはのはあたり前だし、

マナーでもある。みんな、一人ひとりが気を

つけてマナーを守れる街にしていきたい。

 

 

優秀賞

ゴミ問題について

鯖江市立吉川小学校 

        六年 寺井 仁美

 「あっ、これかわいいな。」と思って買った

物が、今では私のゴミになっています。その

時は、ほしいと思っても、あとになるとけっ

きょくいらなくなってしまいました。そんな

物は、たいてい安い物でした。今は昔とちが

って、物がかんたんに手に入る時代です。例

えば、百円ショップ。あそこには、ヘアーア

クセサリーから食器まで、あらゆる品物が百

円で売っています。とても値段が低いので、

私もついつい、買いすぎてしまいました。し

かし、家に持ってかえってみると、「こんな

物は必要ないな。」とはじめて気づくのです。

買う前にちょっと考えれば分ったことでした。

何も考えないで買ったため、だいじなお金は

減り、ゴミが増えてしまいました。

 私は学校で、環境問題について学習しまし

た。その中に、ゴミ問題もありました。今、

日本ではゴミがありすぎて、うめ立て地が無

く、ゴミの処理に大変困っているそうです。

一人一人のゴミは少なくても、それがたくさ

ん集まると、ものすごい量になると思います。

買ってはすてるという、現代の生活が、ゴミ

を増やす元となっているのです。

 私の学校では、六月から生ゴミ処理機が使

われるようになりました。給食などで出た生

ゴミは、生ゴミ処理機に入れられ、リサイク

ルされるそうです。

 ちょっとしたことを書く紙も、学校で配ら

れるおたよりの裏に書くようにしています。

 私の学校だけがこんなことをしても、あま

りゴミが減らないと思いますが、日本中の学

校でこれをやれば、きっとゴミは減るはずで

す。家庭では、生ゴミは、畑の肥料にしたり、

紙は裏表使うようにすれば、ゴミを減らすこ

とができると思います。一人一人の力は小さ

くても、みんなですれば大きな力になります。

私は、かぎりある資源を大切にしていこうと

思いました。

 

優秀賞

環境・ゴミ問題について

尾道市立三成小学校 

       六年 佐藤 聡晃

 僕は、地球はほろびるかの学習をして自然

は、本当に大切なんだなあと、思いました。

 最初、僕は川や道路におかしの食べカスを

平気で捨てていました。四年生の学習発表会

で、僕たちは藤井川スペシャルというのを

やりました。そこで僕は ポイ捨てがどんな

に川や海をよごしているのかということを知

りました。初めて、僕は自分のしていること

がとても恥ずかしいことだと思いました。

 今でも、藤井川の近くにはいろんな種類の

ゴミが山積みになっていることがあります。

自分のことは、言えないけど、こんなに平気

でごみを捨てる人がいたら 人類は、本当に

ほろびるかもしれないと 僕は今、真剣に心

配しています。

 セブンイレブンに行ってみたら、ゴミ箱か

らあふれるほどのゴミが出ていました。その

日の夜、ねる前に僕はふとんの中で

「人類は本当にほろびるかもしれない。まず

 一人ひとりができることから始めなければ

 いけない。」

と、長い時間、考えていました。

 次の日の通学途中で、ぼくは まず一つご

みを拾いました。たった一つのゴミを拾った

だけだけど 何か一つでも拾わないのよりは

いいと思いました。

 藤井川に遊びに行った時も、少しのゴミは

持ち帰りました。

 家では、母がゴミのリサイクルをがんばっ

ています。資源回収の日には 必ず出せるも

のを分別して出すようにしています。

 大切な地球、大切な自然、大切な人類、大

切な生物を守るためにも、一人ひとりがまず

自分のできることから始めたいです。

 そして 環境を守るためにどんなことをし

たらよいのか、もっともっと勉強していきた

いです。学習して知恵を出し合い、みんなで

環境を守っていきたいです。