「禅」の大切さを学ぶ体験(古河女性会)
▲静寂の中で呼吸に集中し、無心になって坐禅するメンバー
古河商工会議所女性会は、3月25日に開催した例会で近隣の野木町(栃木県)にある曹洞宗・満福寺を訪れ、坐禅を体験した。
当日は、初めての坐禅に不安げなメンバーもいたが、住職の説明に従って壁に向かって座り、1m先の床の一点を見て15秒かけてゆっくりと息を吐き、吐いた後は息を吸うことに意識を集中。時折、境内から鳥のさえずりだけが聞こえる静寂の中で時間が過ぎ、坐禅を終えたメンバーはすっきりとした面持ちだった。
坐禅後は、本堂で住職の法話を聴いて「禅」の大切さを学び、引き続きメンバーからの質問に答えてもらう時間を設けた。同女性会研修委員会の吉田惠子委員長は、「『人の命や心は絶対的な価値があり、これを超えるものはあり得ない。相対的価値を求め、人と比較して一喜一憂することは無意味なことである』とおっしゃった住職の言葉が深く心に残った」と振り返った。
終了後、メンバーは「静かなお寺の片隅で非日常の坐禅を体験し、心が洗われたようですがすがしい」「お寺のソメイヨシノが咲くころ、また訪れてみたい」と感想を話した。