「桃の花咲く街づくり」次世代に継承 園児とともに成長見守る(岡山女性会)
岡山商工会議所女性会は6月4日、JR岡山駅前広場の一角で、恒例となった桃の袋掛けを実施。地元の保育園児39人が参加した。
桃の木は、平成11年に同女性会が創立30周年を記念して「桃の花咲く街づくり」を提言し、植樹したもの。品種は「白鳳(はくほう)」と「日川白鳳」の2種類で、それぞれ元気に育っている。メンバー19人と園児たちは桃農家の指導を受けながら、6本の木に実った直径3㎝ほどの小さな実約500個に、一つひとつ丁寧に袋掛けを行った
7月3日と14日には、見事に育った桃の実約130個をメンバーが収穫。桃は、雨天のため3日の収穫日に参加できなかった園児たちにも届けられ、果実の甘い香りに大きな歓声が上がった。
同女性会の長尾説子会長は、「メンバーが丹精込めて育てた桃が、今年もたわわに実った。岡山の象徴ともいえる桃の木がこんなに身近な場所にあることを、もっと多くの人に知ってほしい。まちづくりの一環として、今後も桃の木を地域の皆さんと守り続けたい」と決意を語った。