着物を通じて異文化を学ぶ 外国人女性招き交流会(会津若松女性会)
会津若松商工会議所女性会は6月23日、市内の会津大学構内で、外国人女性に日本文化を紹介する交流会「女性会サロン・知っているようで知らない『着物』アレコレ…」を開催。同大学に勤務する外国人教授の夫人など9人に加え、メンバー26人が参加した。
この交流会では日本文化を代表する着物に着目し、訪問先や季節にふさわしい着物の種類や和装のマナーをはじめ、日本人が重んじる柄や家紋、扇子などの意味について、呉服店を営むメンバーが講義。中国やロシア、インド出身の夫人らとともに、メンバーも、日頃触れる機会の少なくなった着物文化について熱心に学んだ。
終了後には、各国の夫人が母国の民族衣装を紹介し、歴史や着付けなどを解説。衣服に関する互いの文化の違いについて理解を深め合った。
同大学の外国人教授夫人との交流事業は今年で3年目。これまでに、鶴ヶ城天守閣内で行われている新島八重の紙芝居の鑑賞、会津藩の藩校・日新館の見学ツアーなどを開催している。新城希子会長は、「今回も実りある異文化交流の会となった。今後も継続していきたい」と話している。