あまちゃんブーム 定着狙う 三陸鉄道の乗客をおもてなし(久慈女性会)
久慈商工会議所女性会は8月8日、三陸鉄道とJRの相互乗り入れで久慈・盛岡間を結ぶ臨時列車の運転開始に合わせ、久慈駅で行われた出発式に出席。メンバー7人が列車に乗り込み、あまちゃんブームで当地を訪れた観光客や帰省客らを笑顔でもてなした。
このおもてなし事業は、東日本大震災で被害を受けたJR八戸線が全線復旧した際、同女性会が記念列車のお出迎えを行ったのが始まり。「温かなもてなしが旅行気分を盛り上げてくれる」と観光客の間で評判となり、今回で4回目の実施となる。
当日は、車内で地元特産のとろろ昆布や〝海女うちわ〟、旅のパンフレットなどを100セット配布した。列車が同駅を出発すると、メンバーは最後まで手を振ってお見送り。終了後は小雨が降る中、駅周辺のゴミ拾いを行った。
大槻静子会長は、「〝あまちゃん効果〟を一過性のもので終わらせてはいけない。女性会ならではのおもてなしの心で観光客をお迎えし、久慈が人気観光地として定着するきっかけにしていきたい」と話している。