本格復興まで支援継続を誓う 義援金携え 被災地視察(四日市女性部)
四日市商工会議所女性部は昨年10月28、29日、仙台商工会議所(宮城県)を表敬訪問し、宮城県商工会議所女性会連合会に義援金85万1062円を贈呈した。同女性部はこれまでも、東日本大震災発生後から4回にわたって地元の児童らと募金活動を実施し、新聞社を通じて寄付してきた。今回は「自分たちの手で直接義援金を」との思いから、被災地行きを計画した。
メンバー16人は、初日に仙台商工会議所を訪問。数馬桂子会長から宮城県商工会議所女性会連合会の平賀ノブ会長へ義援金を贈呈後、相互の女性会活動の紹介、同地での復興の取り組みなどの事例発表を通して交流を図った。
2日目には石巻商工会議所女性会の案内で、壊滅的な被害に遭いつつも仮設施設で復興への歩みを進める石巻魚市場を視察。東北大学と共同開発した「放射能連続検査システム」の説明を受けながら、放射性物質の有無を魚1匹につき最高3回もの検査を行う様子を見学した。その後は石巻女性会との交流懇談会に出席し、全員で復興チャリティーソング「花は咲く」を合唱、2日間を締めくくった。
数馬会長は「被災地の完全復興まで、今後もできる限りの支援を続けたい。この地で見て、聞いて、触れたことを、多くの人に伝えていくことが使命」と話している。