震災避難者に特産品の贈り物 温かな交流4年目(高梁女性会)
▲高梁市役所で担当者を通して「備中高梁ぶらんど」の詰め合わせを
寄贈する三村百合子会長(右)と津野邊金代副会長
▲避難世帯には、高梁特産のユズやピオーネを使った菓子、
苦みが少なくマイルドな味わいが人気の〝高梁紅茶〟が贈られた
高梁商工会議所女性会は昨年12月10日、高梁市内で現在も避難生活を送っている東日本大震災の被災者に楽しんでもらおうと、同市名物の〝高梁紅茶〟や名菓を集めた「備中高梁ぶらんど」の詰め合わせを15世帯に寄贈した。同事業は震災の直後、同女性会が被災地へ義援金を送ったことをきっかけにスタートしたもの。高梁産のおいしいものを味わってもらうことで、慣れない土地で避難生活を送る被災者に少しでも元気になってもらえればと、平成23年から寄贈を続けている。
当日は、同女性会の三村百合子会長と津野邊金代(つのべかねよ)副会長が市役所を訪れ、担当者を通して贈呈。三村会長は「例年、受け取った被災者の皆さんから『避難生活の励みになる』『温かな心遣いがうれしい』などの礼状が届いている。震災の記憶を風化させないためにも、このような活動をできる限り継続させていきたい」と今後の抱負を語った。