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有松絞りのまちで見学研修会 伝統文化の保存や魅力発信学ぶ(桑名女性会)

 桑名商工会議所女性部は9月13日、名古屋市の有松(ありまつ)町並み保存地区で、「有松絞りの歴史と古民家再生を学ぶ」と題した見学研修会を実施した。女性部は、平成23年より年1回、さまざまなテーマでこうした見学研修会を実施している。今回訪れた有松は、江戸時代、旧東海道の宿場町鳴海(なるみ) と池鯉鮒(ちりゅう)(知立)の間宿(あいのじゃく)としてつくられたまちで、今も古いまち並みが残る。「有松絞り」は同地域で発達した絞り染めで、当時東海道の旅人にもてはやされたという。

 研修会には女性部会員など26人が参加。一行はまず、江戸時代の町屋建築を残す有松絞りの老舗「竹田邸」を訪れ、有松絞りの成り立ちと、まち並み保存や観光と暮らしの共存するまちおこしに関する講話を聞いた。講師は、竹田邸内に有松絞りの魅力を発信する古民家カフェを開いた中村俶子(よしこ)氏。参加者は、クラウドファンディングを活用した古民家再生や有松絞りの継承・発展に取り組んだ話に聞き入った。その後はガイドの案内で歴史あるまち並みを見学。また、半田市の体験型博物館ミツカンミュージアムも訪ね、産業観光などについて学んだ。参加者からは、「講和に刺激を受けた」「桑名の活性化の力になりたい」などの声が挙がった。

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