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声取り戻した声楽家が講師に 講演会で勇気もらう(京都女性会)

 京都商工会議所女性会は2月20日、京都市内のホテルで「第81回会員サロン」を開催し、「前例がなければ作ればいい」をテーマに病気と障がいを乗り越えて歌い続ける声楽家・青野浩美さんの講演を聴講した。会員サロンは、女性経営者の資質向上と会員相互の親睦を深めることを目的に、年に2、3回開催、これまでにも多様な分野から講師を招いている。

 青野さんは、声楽家を目指していた23歳のとき難病を発症し、人工呼吸器装着のため気管切開。一時声を失い、医師に「歌手活動は前例がなく無理だろう」と告げられながらも歌うことを諦めず、スピーチカニューレという医療器具を付けて歌声を取り戻した。現在は声楽家として活動する一方、言語聴覚士を目指し大学で勉学にも励んでいる。講演では、歌声を取り戻すまでの挑戦の日々を語り、ドイツ・イタリアの名曲や杉本竜一氏作曲「BELIEVE」などを音楽教師であった母・青野真弓さんのピアノ伴奏で披露した。

 講演には会員ら39人が参加。参加者は、「常に前を向き、勉強する姿勢に勇気をもらった」「前例がなければ作ればいいとの言葉のもとに私たちも頑張ろう」と話し、障がいと向き合い夢を実現させる行動力に拍手を送った。

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