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大津市で全国大会開催 全国から2500人以上が参加

▲あいさつする畠山会長(上)、小林会頭(右)、女性起業家大賞最優秀賞に選ばれた榊原さん

全国商工会議所女性会連合会(全商女性連、畠山笑美子会長)などは11月7、8日、「第56回全国商工会議所女性会連合会滋賀全国大会」を滋賀県大津市で開催した。大会には、全国326女性会から2530人が出席したほか、オンラインでも多くの参加があった。

 大会の冒頭、あいさつした全商女性連の畠山会長は、政府が7月に発表した「女性版骨太の方針2024」に、商工会議所における女性活躍推進が盛り込まれたことを挙げ、「女性会の役割はますます重要なものになっている」との認識を表明した。続いてあいさつした日本商工会議所の小林健会頭は、新1万円札に商工会議所の創設者・渋沢栄一翁の肖像が描かれたことに触れ、「渋沢翁の『逆境の時こそ、力を尽くす』という信念に学び、『安定』から『成長』へとマインドを切り替え、行動に移していくことが求められる」と指摘。「大きな環境変化を的確に捉え、覚悟を持って自己変革に挑戦していこう」と呼び掛けた。

 その後の女性起業家大賞表彰式は、今年度最優秀賞(日商会頭賞)に輝いた株式会社ママクリエイターラボ(兵庫県神戸市)代表取締役の榊原杏奈さん、優秀賞(全商女性連会長賞)の高津川リバービア株式会社(島根県益田市)代表取締役の上床絵理さん、株式会社SIRC(サーク、大阪府大阪市)代表取締役CEOの髙橋真理子さんの3人が表彰された。全商女性連表彰授賞式では、特別功労者32人、組織強化(会員増強)に実績があった11女性会を表彰。「個として光る」女性会事業表彰では、3女性会の活動が選ばれた。

個として光る女性会事業

最優秀賞(日本商工会議所会頭賞)
大和商工会議所女性会(神奈川県)
コンポストで生ごみ削減 地域でSDGsに取り組む

同女性会は、生ごみを発酵・分解させて堆肥をつくる「コンポスト」事業に励んでいる。2020年、コロナ禍にできるSDGsへの取り組みとして、会員がコンポストバッグを使用し、生ごみを削減する活動を開始した。さらに、市内保育園にコンポストバッグを寄贈し、子どもたちに堆肥づくりやその堆肥を使用した植物栽培の体験の機会を提供。また、会員から集めた堆肥を農園に寄贈するなど、地域を巻き込んだ取り組みを展開している。一方、コンポスト自体の認知度がまだ低いことから、事業のさらなる拡大を目指して、地元の祭りや講演会でのPR活動も行ってきた。

SDGsをテーマに、コロナ禍でも会員が一体となり、事業に取り組んできた点が高く評価された。

優秀賞(全国商工会議所女性会連合会会長賞)
函館商工会議所女性会(北海道)
花で憩いの場創出

同女性会は1986年から2014年まで毎年、観光名所の元町公園でツツジなどの植栽活動を行ってきた。15年からは市などと連携し、駅前ビルの花壇に場所を移して活動を継続。地域の関係者とともに長年、彩り豊かな花で観光客や市民をもてなし、憩いの場を提供することに寄与している。

弘前商工会議所女性会(青森県)市に雨傘3000本寄贈

同女性会は1996年から、市に雨傘の寄贈を行ってきた。今年で27回目にもなり、その数は累計3000本に上る。雨傘には桜のデザインがプリントされ、桜の名所である弘前公園を訪れた人に貸し出されている。観光振興や地域活性化に寄与する活動として、寄贈の際に市長から感謝の言葉が寄せられた。

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